全館床暖房の一条工務店の家で一番気になるのは、やはり電気料金です。快適に生活ができても高額の電気代を支払うのではあまり意味はありませんよね。
本記事では、2019年度の電気使用量と月別料金を公開していきますので、参考にしていって頂けたらと思います。
また前年度(2018年度)の比較をして機密性の経年劣化状況についても調べたいと思います。
我が家の家の広さと電気契約と使用状況は以下のとおりです。
- 一条工務店のi-smart(アイスマート)35坪
- 全館床暖房は室温が22〜23℃になるよう設定
- 「さらぽか機能」なし
- 関東圏在住の家族4人暮らし
- オール電化
- 東京電力(スマートライフプラン)
居住地域・生活スタイル・電気契約内容が同じような感じであれば概ね同じような料金となると思います。
それではいきましょう
スマートライフプランの電気料金は、1kWhあたり日中:17.46円、深夜帯:25.33円です。

一条工務店、入居4年目の「となり」がお送ります。
入居2年目の電気使用量と月別料金の平均額


年月 | 総使用量(kWh) | 使用料金(円) |
---|---|---|
2019/01 | 935 | 24,812 |
2019/02 | 910 | 24,057 |
2019/03 | 664 | 17,724 |
2019/04 | 663 | 17,557 |
2019/05 | 443 | 12,144 |
2019/06 | 535 | 14,533 |
2019/07 | 637 | 17,214 |
2019/08 | 706 | 19,070 |
2019/09 | 726 | 19,428 |
2019/10 | 554 | 14,892 |
2019/11 | 520 | 13,788 |
2019/12 | 699 | 17,912 |
年平均 | 666 | 17,761 |
2019年度で一番多くの電気を使用した月は1月で、935kWh(¥24,812)でした。年平均でみると666kWh(¥17,761)です。
最低使用月は、5月の443kWh(12,144)。この時期は床暖房も冷房エアコンも稼働していません。
冬の寒い時期に室内を春のような暖かさにしてくれる全館床暖房を24時間稼働させて、この電気代であればとても安いものです。
ちなみにオール電化ですので、ガス料金は発生していません。
初年度の電気使用量との比較
続いて、前年度(2018)との比較をしていきます。
前年度との比較をするのは、高気密住宅の経年劣化の具合を把握するためです。
新築時はC値0.59の気密性を誇る一条工務店のアイスマートといえど、年数が経過すれば、徐々に劣化が始まっていくと考えられます。家の気密性が低くなれば、そのぶん冷暖房の効率は落ち電気使用量が上昇するはずです。
2018年度は入居1年目で、2019年度は入居2年目です。
平均気温は気象庁のデータから東京の気温を記載しています。
年月 | 総使用量 (kWh) | 差 | 平均気温 | 差 |
---|---|---|---|---|
2019/01 2018/01 | 935 889 | + 46 | 5.6 4.7 | + 0.9 |
2019/02 2018/02 | 910 988 | – 78 | 7.2 5.4 | + 1.8 |
2019/03 2018/03 | 664 708 | – 44 | 10.6 11.5 | – 0.9 |
2019/04 2018/04 | 663 562 | + 101 | 13.6 17.0 | – 3.4 |
2019/05 2018/05 | 443 455 | – 12 | 20.0 19.8 | + 0.2 |
2019/06 2018/06 | 535 472 | + 63 | 21.8 22.4 | – 0.6 |
2019/07 2018/07 | 637 530 | + 107 | 24.1 28.3 | – 4.2 |
2019/08 2018/08 | 706 561 | + 145 | 28.4 28.1 | + 0.3 |
2019/09 2018/09 | 726 524 | + 202 | 25.1 22.9 | + 2.2 |
2019/10 2018/10 | 554 456 | + 98 | 19.4 19.1 | + 0.3 |
2019/11 2018/11 | 520 484 | + 36 | 13.1 14.0 | – 0.9 |
2019/12 2018/12 | 699 663 | + 36 | 8.5 8.3 | + 0.2 |
合計 | 7,992 7,292 | + 700 | – | – |
前年度(2018)と比較して2019年度は、年間で700kWhの電気を使用量が増えていました。
1月・2月の冬の時期の暖房効率は、外気温を考慮してもさほど前年度との変化はありませんでした。
7月・8月・9月の夏場は大幅に消費電力が増えました。これは今年度は子どもが自分の部屋で就寝するようなり、エアコンの稼働時間が増加したためだと考えられます。
生活スタイルの変化で電気消費量は簡単に変化してしまうので、このデータだけでは正確な判断はできませんが、大幅な劣化はないと考えて良さそうです。
関東在住の一条工務店アイスマートの35坪の家の電気代は年平均1万7千円
- 関東在住の場合、電気代は年平均1万7千円前後
- 電気代の最高額は1月の24,812円
- 電気代の最低額は5月の12,144円
- 入居2年経過時点では機密性の大幅な劣化はみられない