我が家には、一条工務店の太陽光パネルを搭載されています。屋根一体型で家の外観を損なわないところが気に入っております。
そんな太陽光発電のある生活も2年目を迎えて、そろそろ気になるのはパネルの経年劣化。2019年度の売電実績と前年度(2018)を比較し、劣化状況を調査していきたいと思います。
- 太陽光パネル容量:13.020kw
- 全量買取(20年固定)
- 売電単価:25円92銭 → 26円40銭(消費税増加分上乗せ)
売電単価は2017年契約時の単価です。2019年度の売電単価は「10kW以上500kW未満で14円 + 税」となっています。
詳しくは「なっとく再生可能エネルギー固定価格買取制度」をご覧ください。

一条工務店、入居4年目の「となり」がお送ります。
入居2年目の太陽光発電量と売電価格


年月 | 発電量 (kWh) | 売電額 |
---|---|---|
2019.01 | 1166.66 | 30,240 |
2019.02 | 943.28 | 24,450 |
2019.03 | 1400.56 | 36,303 |
2019.04 | 1677.44 | 43,479 |
2019.05 | 1874.66 | 48,591 |
2019.06 | 1392.03 | 36,081 |
2019.07 | 1227.87 | 31,826 |
2019.08 | 1583.62 | 41,047 |
2019.09 | 1350.37 | 35,002 |
2019.10 | 949.07 | 25,055 |
2019.11 | 962.76 | 25,417 |
2019.12 | 796.49 | 21,027 |
合計 | 15324.81 | 398,518 |
2019年度の太陽光発電で一番発電した時期は例年どおり5月で、1874.66kWhでした。太陽光発電をしていない人には意外かもしれませんが、夏の7・8月の時期よりも5月のほうが実は日射量が多いのです。
逆に一番発電量が少なかった時期は12月で、796.49kWhという結果となりました。2018年の合計、発電量は15324.81kWhで売電額は398,518円となっています。
初年度の太陽光発電量との比較と経年劣化
続いて、前年度(2018)との比較をしていきます。
前年度との比較をするのは、太陽光パネルの経年劣化の具合を把握するためです。
太陽光パネルは機械のため経年劣化は避けられません。パネル部の清掃は簡単にはできないので、汚れの蓄積による発電効率の劣化が心配なところです。
ちなみに2018年度は入居1年目で、2019年度は入居2年目の年です。
日射量は気象庁の東京地点のデータです。
年月 | 発電量 (kWh) | 差 | 日射量 (MJ/㎡) | 差 |
---|---|---|---|---|
2019.01 2018.01 | 1166.66 1143.24 | + 23.42 | 10.7 10.3 | + 0.4 |
2019.02 2018.02 | 943.28 1158.13 | – 214.85 | 10.4 12.2 | – 1.8 |
2019.03 2018.03 | 1400.56 1513.82 | – 113.26 | 13.9 14.4 | – 0.5 |
2019.04 2018.04 | 1677.44 1681.84 | – 4.4 | 17.8 17.5 | + 0.3 |
2019.05 2018.05 | 1874.66 1763.14 | + 111.52 | 20.5 18.7 | + 1.8 |
2019.06 2018.06 | 1392.03 1530.38 | – 138.35 | 15.2 16.9 | – 1.7 |
2019.07 2018.07 | 1227.87 1882.25 | – 654.38 | 11.9 19.8 | – 7.9 |
2019.08 2018.08 | 1583.62 1710.59 | – 126.97 | 17.3 18.4 | – 0.9 |
2019.09 2018.09 | 1350.37 1068.00 | + 282.37 | 13.6 10.8 | + 2.8 |
2019.10 2018.10 | 949.07 1117.02 | – 167.95 | 9.6 10.9 | – 1.3 |
2019.11 2018.11 | 962.76 981.68 | – 18.92 | 9.9 9.5 | + 0.4 |
2019.12 2018.12 | 796.49 835.78 | – 39.29 | 7.1 7.8 | – 0.7 |
2019合計 2018合計 | 15324.81 16385.87 | -1061.06 | 157.9 167.2 | – 9.3 |
2019年度の発電量は、前年度(2018)と比較して-1061.06kWh低下しました。
ただ、大きく発電量が低下した要因は、太陽光パネルの劣化というより前年度より日射量が少なった(-9.3MJ/㎡)ことが大きな要因と考えられます。
ここで日照量(1MJ/㎡)あたりの太陽光パネルの発電効率比較をしてみます。結果は以下のとおりです。
- 2019年度:(15324.81 ÷ 157.9)= 97.053kWh
- 2018年度:(16385.87 ÷ 167.2)= 98.001kWh
我が家の太陽光パネルは、日射量(1MJ/㎡) あたり「0.948kWh」発電効率が低下しているという結果になりました。
日射量の観測地点は東京という大雑把な位置なので、正確なデータではありませんが、前年度と比較して太陽光パネルの大幅な劣化はない。という結論を出して良さそうです。
入居2年目の太陽光発電量と売電価格のまとめ
- 2019年度の発電量:15324.81kWh
- 2019年度の売電価格:398,518円
- 太陽光発電の発電効率は1MJ/㎡あたり0.948kWhの低下した
太陽光発電パネルの大幅な経年劣化はみられない