一条工務店のi-smartに住み始めて2年目となりました。全館床暖房のおかげで秋・冬の過ごし方が劇的に変わり快適になりましたね。
今でこそ、床暖房の機能を使いこなして(と思ってる)いますが、住み始めた最初の冬は、床暖房の使い方・設定がよくわからず苦労していました。
そんなわけで、本記事では一条工務店のi-smartで標準採用される「長府製 床暖房システムのリモコンパネル」の使い方の基本操作を説明していきます。
一条工務店、入居5年目の『となり』がお送りします。
【一条工務店】床暖房のリモコンパネル構成
通常の2階建住居の場合、1、2階用にそれぞれリモコンパネルが設置してあります。パネルを開くと画像のように、A、B、C、Dと各エリアに部屋が割り当てられています。
我が家の場合は、1階、Aエリアには「洗面脱衣室 浴槽」が設定されていることがわかります。このエリア単位に、以下のような床暖房の温度の基準となる場所があります。
温度の基準となる場所なので、家具やマットなどの敷物を上に置くのはやめましょう。温度調節がうまくできなくなります。
このエリア単位に床暖房の温度を設定する。というのが基本的な操作になります。
【一条工務店】床暖房の電源オン・オフ
まずは基本中の基本、電源ボタンです。以下の2種類あります。
- 運転 入/切ボタン
- エリア単位 入/切ボタン
運転 入/切ボタン
ボタンを押すたびに、オン、オフが切り替わります。グリーン点灯の状態が電源ONで、消灯状態が電源OFFの状態です。
グリーン点灯の下のオレンジ点灯は、タイマー設定がされている状態を表しています。
また未使用エリアの場合は、常にランプが消灯している状態です。
電源をオンにしても起動音が全くしないため、本当に動いているのか疑いたくなりますが、グリーンに点灯していれば、正常に動いています。
エリア単位 入/切ボタン
A、B、C、Dと印字されているボタンです。エリア単位にオン/オフを切替えたいときに使用します。
画像にある状態は、Aのエリアだけオフにした状態です。あの部屋は滅多に使わないから一時的に床暖房をオフにしておきたい。などの用途で使用します。
【一条工務店】床暖房のエリア切替
- エリア切替ボタンを押すと次のエリアを選択される
ボタンを押すごとに「未選択→A→B→C→D→未選択」の順でループします。
また、どこのエリアも割り当てられていない未使用のエリアは飛ばされます。
このエリア切替ボタンを使用して以下、通常温度・セーブ温度を設定します。
【一条工務店】床暖房の通常温度を設定する
- エリアを選択する
- ▲・▼で温度を設定する
画像の状態は、エリアAを26℃に設定した状態です。この設定温度は、床暖房のチューブ内に流れる温水の温度のことです。
仮に26℃に設定した場合、26℃の温水が床下に流れているということになります。室温を26℃にするという意味ではないので注意してください。
また通常温度の設定だけですと、24時間同じ温度で稼働し続けます。日中、夜間で通常/セーブ温度を切替る。
といった設定をしたい場合は、毎日タイマー機能を使用する必要があります。
ただし、タイマーの設定は、やや複雑で面倒なためか、通常温度を設定しているだけ。という家も多いと営業さんが話していた記憶があります。
事実、私が入居宅訪問させて頂いたお家も、タイマー設定をしていませんでした。我が家の場合は、私が設定好きのため、毎日タイマーにて床暖房を運用しています。
【一条工務店】床暖房のセーブ温度を設定する
- エリア選択をする
- セーブボタンを押す(グリーン点灯)
- 温度パネルの▲・▼で設定
セーブ温度とは、通常温度より床暖房の温度を低くすることです。そのため通常温度より1℃以上低い温度を設定しなければいけません。
通常温度が25℃であればセーブ温度は24℃以下でなければいけません。
通常温度と同じ、または低い温度を設定しようとするとピピピッという警告音が鳴り設定できません。
セーブ機能の使い方としては、毎日タイマーと併用するか、数日だけ急に気温が上昇したときに使用するのが一般的かと思います。
【一条工務店】床暖房の基本操作のまとめ
一条工務店の床暖房リモコンの基本操作について以下の内容を解説しました。
難しいことは考えずに、当記事で記載した基本操作を理解し、通常温度さえ設定すれば、十分快適な冬を過ごすことができると思います。
床暖房の温度設定は、始めは慣れないと思いますが、段々と慣れ毎年の楽しみになってくるはずです。