一条工務店の全館床暖房で冬場の『室温を22・23℃』で維持するためのオススメの設定温度の内容を解説します。個人差はあると思いますが、室温22〜23℃あたりが一番快適に過ごせる温度帯だと思います。
床暖房の最適な設定温度は居住地域・家の広さ・間取りなどにより大きく異なります。今回ご紹介する床暖房の設定温度は我が家にとって『最適な床暖房の設定温度』なのでご注意ください。
ただし同じような居住地域・間取りの場合は、再現性が高くなると思うのでご参考にして頂けると幸いです。
我が家の居住地域と家の広さは以下のとおりです。
- 関東圏在住
- 2階建ての35坪の家
- 一条工務店/i-smart(2017年上棟)
一条工務店の床暖房で室温22・23℃にする設定温度
床暖房で室温を22、23℃にする具体的な設定内容を以下の順で解説していきます。
- 月単位の設定温度
- 通常温度とセーブ温度の切替え
- エコモード運転の活用
月単位の設定温度
我が家の床暖房の設定温度は月単位に以下のように設定しています。
1階の床暖房設定温度
月 | 0時〜16時 深夜・日中帯 | 16時〜24時 夜間帯 |
---|---|---|
11月 | 23℃ | 25℃ |
12月 | 25℃ | 27℃ |
1月 | 28℃ | 30℃ |
2月 | 28℃ | 30℃ |
3月 | 25℃ | 27℃ |
4月 | 23℃ | 25℃ |
2階の床暖房設定温度
月 | 0時〜16時 深夜・日中帯 | 16時〜24時 夜間帯 |
---|---|---|
11月 | 22℃ | 24℃ |
12月 | 24℃ | 26℃ |
1月 | 26℃ | 28℃ |
2月 | 26℃ | 28℃ |
3月 | 24℃ | 26℃ |
4月 | 22℃ | 24℃ |
2階は寝室としての利用が主のため、1階の設定温度より2、3度低い温度設定にしています。
以上の設定で11月〜4月間の家の室温を22〜23度の状態に維持することができています。1月・2月が設定温度のピーク温度になっています。
勘違いしやすいのですが、この設定温度は床暖房のパイプの中を通る『水の設定温度』です。設定した室温にするものではないので、ご注意を。
通常温度とセーブ温度の切替える
一条工務店の床暖房の温度設定は、『通常・セーブ温度』という2種類の温度設定モードがあります。
- 通常:通常の設定温度
- セーブ:通常より1℃低い設定のみ可能
この通常とセーブモードを『タイマー設定』を利用して、時間帯ごとに床暖房の設定温度を変更しています。
日中の日照時間が多い時間帯はセーブ設定。夕方以降の冷え込む時間帯は通常設定といった具合です。
24時以降は基本的に就寝している時間帯なので、セーブ温度としています。(少し肌寒いぐらいが寝付きやすい)
ただ、この床暖房の設定が一番効率的かどうかは正直わかりませんが、入居して床暖房の設定をアレコレ試してみて、この設定が一番しっくりきています。
エコモード運転を活用する
冬場の時期でも数日間の間に温かい日が続くことってありますよね。
そんなときは床暖房の『エコモード』を使用すると便利です。
エコモードとは、現在の設定温度の-2℃で床暖房を運転するモードです。30℃設定だった場合、28℃の設定で運転される。(設定温度の表示はそのままです)
エコモードへの切り替えはとても簡単で、設定画面で『モード切替』ボタンを押すだけです。
そうすると液晶パネルに『ECO』というマークが表示されます。このECOマークが画面に表示されている状態がエコーモードで床暖房が運転されていることになります。
また、エコモードを解除するには、もう一度設定画面で『モード切替』を押します。『モード切替』ボタンを押す度に『通常 ↔ エコモード』とモードが切り替わります。
一時的にエコモードにすることで、もとの設定温度を変更することなく、温度を下げることができるので急に暖かくなった日などに重宝します。
一条工務店の床暖房生活を支える便利アイテム
次に一条工務店で床暖房生活を支える便利アイテムを2点と床暖房のヘッダーボックスの設置位置のオススメ場所を紹介します。
ご紹介する便利アイテムは、なくても問題はありませんが、あるとかなり便利なのでぜひ検討してみてください。
- ワイヤレス温湿度計
- 赤外線温度計
- ヘッダーボックスは階段下がおすすめ
ワイヤレス温湿度計
室内と室外の気温が計測できる『ワイヤレス温湿度計』があると床暖房の設定温度を決める目安になる室外の気温がわかるため、非常に便利です。
この『ワイヤレス温湿度計』は親機と子機の2ヶ所で室内と室外の気温と湿度を計測できるものです。子機のほうは防水仕様となっており、外壁タイルにも設置が可能な専用フック付きです。
一条工務店での床暖房生活を始めると外の温度がマジでわからなくなり、外出時にアウターが必要かどうかの判断が難しくなります。
なので室内と室外の温度がわかる室温度計があると便利です。
この「ワイヤレス温湿度計」は、一条工務店のオンラインストア(一条オーナ限定サイト)で購入が可能です。なにげに一条工務店のロゴ入りです。値段は¥5,896(税込)
メーカー販売サイトで購入すると¥11,000(税込)なので、一条工務店のオンラインサイトから購入するほうがお得です。
赤外線温度計
床暖房を稼働させたときの一番の不安点は『あれ?床暖房本当に稼働してる?』という点です。
当然、床暖房は床下にあり目視での確認はできません。また急激に室温が上昇するものでもないので、稼働してすぐには効果を実感しずらいものです。
そこで便利なのがこちらの『赤外線温度計』です。
これを使用すれば家中のどこの床でも温度を計測できるので、きちんと床暖房が稼働しているかを計測することができます。
また、一部の床暖房が正常に稼働していないなどの故障も発見しやすくなるので、一台はあると便利だと思います。なにより温度を計測するのが楽しいのでオススメ。
階段下収納にヘッダボックスを設置する
一条工務店の床暖房は、循環液を回す配管が集約された『ヘッダーボックス』というものが設置されます。
このヘッダボックスの配置場所として『階段下収納部』に設置するのが個人的にはおすすめです。
階段下収納部に設置したほうが良い理由は以下の2点。
1点目はこの『ヘッダーボックス』見てわかるとおり非常に目立ちます。正直、インテリア性は皆無で設備感が凄いです。なので出来れば普段は見えない場所に設置したいのが心情です。
2点目はヘッダーボックス周辺は配管が集中していることもあり、ほんのり暖かくなります。階段下収納部は床暖房の配管がない場所なので、設置場所として最適です。
オープンステアではなくボックス階段を採用した方限定なってしまいますが、設置場所に悩んだ際は、階段下収納部に配置してみてはいかがでしょうか。
本記事のまとめ
本記事のまとめです。
- 11月〜2月:徐々に設定温度を上げていく(25〜30℃)
- 3月〜4月:徐々に設定温度を下げていく(30〜25℃)
- 日中帯・深夜帯はセーブ設定で通常の2℃低い設定にする
- 2階は寝室の利用が主なので1階の2〜3℃低い設定にする
- 急に暖かくなった日はエコモードを利用する
- ワイヤレス温湿度計・赤外線温度計があると便利
- ヘッダーボックスは階段下収納部への設置がおすすめ
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