2020年4月の緊急事態宣言を受けて以来、在宅にてテレワークを実施するようになり半年以上が経過しました。
我が家には、小さいながらも「書斎」があり、そこでテレワークを日々実施しています。仕事をする専用の場所(書斎)おかげで家族と一定の距離を取りつつ良いバランスで仕事が出来ていると感じています。
というわけで、本記事では「テレワークを効率よく快適にするための書斎の間取りのポイントを7点」をご紹介していきます。
一条工務店、入居5年目の『となり』がお送りします。
一条工務店 書斎テレワークの間取りのポイント7点
私が実体験から感じた「テレワーク効率よく快適にするにあたって書斎の間取りで重要だと思うポイント」は全部で7つあります。順番に解説していきます。
書斎は個室にすること
テレワークを快適に実施するための書斎の間取りで一番重要なのは「単独の個室にすること」です。個室ではなく、リビングの片隅にデスクを置いて書斎代わりに使用する方法もありますが、オススメはしません。
なぜなら、生活空間と仕事場所を一緒にしてしまうと家族間で無駄なストレスが発生する原因になるからです。
家の中で、子どもに「頼む。静かにしてくれ」とお願いしても、子どもにとっては理解が難しいと思います。特に小さい子どもの場合は余計に難しいですよね。
書斎を個室にすることにより、家族との共有スペースと物理的な距離で分離でき、お互いよい距離感を保って生活をすることができます。
オンライン会議中に雑音が入らない間取りにすること
職種によっても違いがあると思いますが、テレワークではオンライン会議を頻繁に実施します。私の職場では1日ごとに進捗確認をオンライン会議で実施しています。
オンライン会議を快適に実施するためには「自分の発言以外の雑音」が会議相手に聞こえないようにすることがとても重要です。生活音や雑音だらけの内容だと、聞き取りが困難で会議がスムーズに行えません。
そのため、書斎を個室にすることと合わせて、リビングが1階にあるのであれば2階に書斎を作り「物理的に距離を離した間取り」にしたほうが良いです。
我が家の場合「オープンステア」でななく「ボックス階段」としたのでリビングと2階部分が独立している間取りとなっています。
一条工務店の家は気密性の高さ故、内部で音が反響しやすいのですが、この間取りですと生活音は2階部分には響きにくい間取りとなっています。
書斎は狭いほうが仕事に集中できる。2〜3畳がオススメ
書斎を仕事・作業部屋とした場合、広さは狭いほうが効率的で使い勝手が良く効率的です。我が家の書斎の広さは2畳で以下の家具を配置しています。
- PCデスク(幅:120cm・奥行:60cm)
- キャビネット(幅:40cm・奥行:50cm)
- 本棚(幅:60cm・奥行:35cm)
書斎には基本的に仕事に必要なもの、PC用品、書籍、文房具しか置かないようにしているため、仕事に集中できる環境になっています。
書斎が広ければ広い分、余計なものを置きたくなってしまうものなので「超集中部屋」を作りたい場合は、狭いほうが良いと考えます。
あまりに狭すぎると机も置けず、窮屈になるので書斎の広さは2〜3畳ほどがオススメです。
書斎の隣に収納クローゼットを設けること
書斎を狭くして仕事や作業に必要なモノ以外を置かないほうが、集中できる環境になることを上記でお話しました。ただ、趣味のモノやどうしても捨てられない私物ははどこに収納すればよいのでしょうか。
我が家では、書斎のすぐ隣に私専用の収納スペース(クローゼット)を配置しています。
私の私物はこのクローゼットの中に全て収納しています。ここの収納から溢れる以上のモノは所有しないようにしているため、モノの管理が非常に楽です。
仕事の合間の気分転換に窓・ベランダを付けること
1日に8時間在宅勤務をするのと、職場で8時間勤務するのでは気分の切り替え方が異なってきます。
職場に出勤した場合、出勤時・退勤時の移動に伴って景色が変わるため、肉体的には疲れますが精神的には気分の切り替えができる。といった点では良い面のあります。多少の運動にもなりますしね。
在宅勤務の場合、当然1日中家にいるため目に映る光景に変化がありません。ずっと家にいることで若干気が滅入ってくるといったデメリットもあります。
とはいえ、勤務時間中にジムに行き筋トレに励むわけにはいかないので、外の景色を見れるように窓やベランダを併設することをオススメします。外の景色が見れるだけでも、だいぶ気分が変わります。
我が家の場合、書斎には1畳ほどのベランダを併設しています。仕事に行き詰まったときにはベランダに出てリフレッシュするようにしています。
Wi-Fiの無線通信環境がよい場所にすること
テレワークにおける在宅勤務の快適さはネットワーク環境に大きく左右されます。特にオンライン会議では、生活音だけでなくWi-Fiの無線ネットワーク環境がとても大事です。
ただ、一条工務店の家では全館床暖房のパネルの影響で「1階⇔2階間のWi-FIの無線環境」が良くありません。我が家の例ですと、2階のWi-FIルータ無線は1階に移動するとギリギリ通信できる程度です。
なので、書斎はできるかぎり無線環境の良い場所とすることが大事ですが、中継機などでWi-Fi環境は改善できるので、通信環境にお悩みの方はお試しください。
またネットワークの速度と安定を重視するのであれば、無線だけでなく、有線回線も考慮したいとことです。LAN回線付きの電源(オプションで¥11,000)で採用できます。
エアコンは不要。サーキュレータで十分である
近年、上棟をした一条工務店の家であれば「冬は全館床暖房、夏はさらぽか」と暑さ寒さを気にする必要性はないのですが、残念ながら我が家の場合2017年上棟のため「さらぽか」は未導入です。
なので、夏場の暑さを対策する必要があり書斎にエアコンを導入するか否かで悩みましたが、結果としては2畳の書斎にエアコンは邪魔すぎるということで、採用しませんでした。
当然、夏場は熱くなりますが、画像にあるとおり隣接している子ども部屋のエアコンを起動させ、冷やした空気をサーキュレータを通じて書斎の部屋に空気を循環させています。
エアコンの風が直接当たらないため、急激に冷えることがなく、ひんやりとした風が書斎内に循環するので、心地良く作業に集中できています。書斎の入り口に電源コンセントを付けて置くと良いと思います。
一条工務店 書斎テレワークの間取りポイント7点のまとめ
- 書斎は個室にすること
- オンライン会議中に雑音が入らない間取りにすること
- 書斎は狭いほうが仕事に集中できる。2〜3畳がオススメ
- 書斎の隣に収納クローゼットを設けること
- 仕事の合間の気分転換に窓・ベランダを付けること
- Wi-Fiの無線通信環境がよい場所にすること
- エアコンは不要。サーキュレータで十分である
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【YouTube動画】一条工務店の書斎の間取り
今回紹介した内容の動画版です。合わせてご覧ください。