一条工務店で家を建て、暮らし始めると次第に整理整頓されたモノたちも溢れてきて収納場所に悩むようになってきました。
特に子供が書いた絵や図工で制作した作品や絵本、おもちゃなどのモノは中々捨てることができずに困っていました。
そんな中、ふと天井口が目がとまり『もしかすると標準仕様のままの屋根裏でも収納部屋と活用できるんじゃないのか』
という疑問と好奇心に駆られ脚立を購入し、天井点検口から屋根裏部屋に潜入してみた。というのが本記事の内容になります。
結論としては「標準仕様のままの屋根裏部屋は入るのが大変だけど収納場所として利用することは可能」でした。
収納不足の解決策の1つとして検討してみてください。
一条工務店では、オプションで『折り畳み式のハシゴや照明』を施工し屋根裏収納として利用できます。本記事の内容は、標準仕様の屋根裏を収納部屋として活用してみるという内容です。
一条工務店、入居5年目の『となり』がお送りします。
一条工務店の天井点検口から屋根裏へ入る方法
一条工務店の天井点検口から『屋根裏部屋』への入り方を説明します。
高所かつ暗い場所での危険な作業になりますので十分にご注意ください。また屋根裏部屋は木屑や釘がある場合があるため足元への注意も必要です。
- 脚立を準備する
- 天井点検口をドライバーで開ける
- 1枚目の断熱蓋を下に降ろす
- 2枚目の断熱蓋を上に押し上げる
脚立を準備する
天井点検口は床から約240cmの高さにあります。この高さをジャンプして懸垂で這い上がれるマッチョな人以外は、脚立が必要です。
というわけで『天板高170cmの脚立』を購入しました。折り畳み式の脚立と悩みましたが、強度が心配だったので、こちらのものを購入しています。
身長が170cmほどあれば、こちらの脚立を使用して簡単に屋根裏に入ることが可能です。
また、フローリングを保護できるよう『足カバー(滑り止め付き)』も合わせて購入しています。滑り止め付きなので、安定感が増し安全に作業が出来ます。
天井点検口をドライバーで開ける
脚立を利用してまずは天井点検口を開けます。マイナスドライバーで、画像箇所のネジを緩ると点検口が開きます。
天井点検口の蓋を取り外す
天井点検口が開いたら、奥の吊り金具から蓋を取り外します。手前にスライドすることで蓋が外れます。
1枚目の断熱蓋を下に降ろす
天井点検口の蓋を開いたら、1枚目の断熱蓋が姿を現します。4つの金具で固定されているので、この金具を横にスライドして下に引き下ろします。
断熱蓋は2枚あります。1枚目を引き下ろす際に、2枚目がずり落ちてこないことを、よく確認してから作業して下さい。
2枚目の断熱蓋を上に押し上げる
1枚目の断熱蓋を引き下ろしたら、2枚目の断熱蓋は屋根裏の床まで、一気に上に押し上げます。2枚目の断熱蓋は、1枚目より重いので、注意しましょう。
一条工務店の屋根裏部屋の世界
分厚い蓋の壁を取り払った先には、屋根裏部屋の世界が広がっています。
そこは『寒くて暗い』世界でした。
一条工務店の屋根裏は『断熱外施工』になるので、ほぼ外の気温と同等になります。夏場であれば密閉空間のため、外の気温よりも暑くなることでしょう。
約10畳ほどの収納場所あり
屋根裏部屋は、約10畳ほどのスペースがあり部屋として利用するには無理がありますが、収納場所としては十分です。また広さは屋根の形状によって異なります。我が家の屋根は片流れ屋根になっています。
天井高も完全に立ち上がることは難しいものの、中腰ぐらいまでの高さがあるため想像していたより、圧迫感を感じませんでした。
日中でも、とても暗いので手元を照らせる懐中電灯を用意しておくと便利です。
木屑と釘と配線に注意
屋根裏の床は、木屑だらけで釘が飛び出している箇所があるので十分注意が必要です。そのため汚れても良い格好での作業をお勧めします。
床は厚みがあり1人分の体重ぐらいでは軋んだり凹むだりすることはなさそうだったので、多少重さのあるモノを収納しても問題はないように感じました。
一条工務店の屋根裏に収納するオススメのモノ
前述したとおり、屋根裏は断熱外施工の部屋なので、冬は寒く乾燥し、夏は暑く湿気が溜まる場所になります。収納環境としては良いとは言えない環境なので、以下のものが屋根裏の収納に適しています。
- カビたり傷んだりしても良いモノ
- もう使わないけど捨てづらいモノ
- 重たくないモノ
上記、条件に合ったモノは、我が家では『子ども用品とおもちゃ』でした。子ども用品ってどうしても捨てづらいんですよね。
子どものおもちゃは、遊んでいた期間が短くまだまだ綺麗だし捨てるにはもったいない。売るのもなんか嫌だし、譲るのも友人や親戚に押し付けるみたいで気が引けるので、ずっと放置したままでした。
というわけで、一旦、屋根裏部屋に収納することにしました。
重たいものや大きいものは収納時に危険を伴うので辞めましょう。
まとめ|一条工務店の屋根裏部屋は収納部屋として活用できる
当記事のまとめと関連記事の紹介です。
- 天井点検口から入るには、天板高170以上の脚立が必要
- 断熱蓋は2枚ある。1枚目は引き下ろして、2枚目は上に押し上げる
- 屋根裏部屋には、収納場所として活用できる約10畳のスペースがある
- 屋根裏部屋は、木屑・釘・配線に注意
- 収納に適しているものは最悪カビたり、傷んだりしても良くて軽いモノ