今回の一条工務店の家(i-smart)のWEB内覧会は「窓」がテーマです。
戸建住宅における窓は、住みごこち・快適さに直結する重要なポイントのひとつです。
とはいえ、間取りを決めてるときに、窓についてじっくりと検討するする人は、少ないと思います。なので、住んでから失敗したなぁ。と思う箇所が多いのが窓なんです。
かくゆう私自身も、もっとこうしておけば、良かった…。と後悔している点で多いのは「窓」だったりします。
というわけで、本記事では「我が家の各部屋の窓ごとに良かった点と後悔している点」をまとめていきます。
一条工務店の窓の種類と図面の見方
窓の良い点と後悔ポイントの前に一条工務店のi-smartの窓の種類と図面の見方を簡単にご説明します。ご存知の方は読み飛ばしてください。
窓の種類
一条工務店の家(i-smart)の窓の種類は、大きく分けて3種類あります。
- FIX窓
- 開き窓
- 引き違い窓
「FIX窓」とは、はめ込み型の窓のことで開閉することができません。隙間がない分、遮音性・断熱性が1番良いのは、このタイプの窓です。
続いて「開き窓」は、家の外側に押し込んで、開くことができる窓のことです。室内の開き戸と同様ですね。また内側に引き込むように開けることは出来ません。
最後に「引き違い窓」です。横にスライドして開くタイプの窓です。引き戸と同様です。大型の窓が採用できるのは、このタイプの窓です。
窓の図面の見方
一条工務店のCAD図面に表記されている図面の見方を説明します。
窓サイズ・高さの単位は「尺」です。(1尺=約30.3cm)
- サッシ幅:59 → 5.9尺 = 約178.7cm
- サッシ高:61 → 6.1尺 = 約184.8cm
- 床〜窓下までの高さ:244 = 24.4cm
- (か):かすみガラス
- (合):防犯合わせガラス
- (B):内蔵ブラインド
- N:網戸(ネット)
- JK:樹脂サッシ開き窓
- JF:樹脂サッシFIX窓
- (E_断_A1):ハニカムシェードについての表記
- E:電動、M:手動
- 断:断熱仕様、遮:遮熱仕様、レ:レース仕様
- A1等:リモコン、R、L:コード右寄せ、左寄せ
【WEB内覧会】一条工務店の窓で採用して良かった点
では、本題の我が家で採用した窓で、この窓にして良かったと思う点についてご紹介していきたいと思います。
青空が見えるリビング吹き抜けの窓
- 樹脂サッシFIX窓:JF5961 +244(E_断_A1)
「FIX窓のJF5961」は一条工務店の家(i-smart)で採用できる窓の中でもかなり大きい部類の窓です。大きさがあるぶん迫力があり、この窓から覗く青空はとても綺麗で美しいです。
休日にソファに座ってコーヒーをすすりながら青空をボォーと眺めるのが地味に幸せだったりします。
この窓の難点をあげるとすれば、やはり掃除の難しさですね。吹き抜け上部にあるのでハシゴや脚立がなければ、掃除は厳しいです。
部屋に開放感を出してくれる窓
狭い空間でも窓があれば開放感のある部屋に変わります。我が家の中で開放感を演出している窓は以下のとおりです。
- 書斎の掃き出し窓:JB2061ANR + 244(M_断R)(合)
- お風呂の窓:JK2042(B)N + 681(か)(合)
- 玄関ホールの窓:JF2020L + 1231(M断_R)
書斎の窓は2階の小さなベランダに直結しているため「掃き出し窓」です。書斎は2畳と狭く圧迫感があるため、この大きめの窓があって良かったなと感じています。
続いてお風呂の窓です。
換気等で開けることはないですし冬場は窓越しに、ほんのり冷気が窓越し伝わってくるので正直この窓の必要性を感じていませんでした。
ただ、太陽の光のある日中に風呂に入ったときは、なんというか非常に心地良く開放感があります。
なので、普段必要性を感じないけど、日中に風呂に入ってたときは、有り難みを感じる不思議な窓です。
最後に、玄関ホールの窓です。
我が家は、北向き道路の玄関のため、どうしても玄関ホールが暗くなります。そのためシューズボックスの飾り棚になっている部分に窓を付けています。
明かりが差し込む窓
- JF1545R + 782(M_断R)(か)
- JF1545R + 782(M断_L)(か)
我が家の階段はコの字型の「ボックス階段」です。
構造上どうしても暗くなってしまうので、明かり取りとしてFIX窓を2連で設置しています。
日当たりが良い場所なので、小さめの観葉植物をここで育てています。階段の途中にあるので水やりが少し大変なのが欠点
掃き出し窓の大型ハンドルオプション
掃き出し窓に大型ハンドルを採用した箇所は以下の窓です。
- リビング:J5971N(H)(E_断A4)(合)
- リビング:J5971N(H)(E断A3)(合)
- 寝室:J5961N(H)+ 244 (M遮_R)(合)
一条工務店の窓は、非常に重たく分厚い(良い意味)ので、大型の掃き出し窓の場合、開閉に結構な力が必要になります。
この窓の開閉を楽にする「大型のハンドル」をオプションで1窓¥2,000で採用することができるので、掃き出し窓には、全て付けておくことをオススメします。
【WEB内覧会】一条工務店の窓で後悔している点
つづいて窓で後悔している点です。窓の間取りはむずかしい。
床上からの高さが低い窓
- リビング:J5920N + 1541(E_断A3)(合)
- リビング:J5920N + 1541(E断_A2)(合)
リビング左右に取り付けた「開き窓」です。正直この窓は不要な窓だったな。と後悔しています。後悔している点は主に2つ。
- 床上154cmの窓のため、高さのあるTVボードが置けない
- 引き違い窓だが、そもそも窓を開ける場面がない
ちょうど、この窓の下のスペースは、我が家のTVを置く場所なのです。テレビボードを置く予定だったのですが、この窓のせいで置くことができません。
販売されているテレビボードは高さ160cm以上あるものが多いので残念です。
開閉の機会が少ない窓
開閉の機会がないので、無くしても良かった・またはFIX窓にすれば良かったと後悔している窓は以下です。
- キッチンの勝手口:JK2471A(M_断R)(か)(合)
- トイレ・洗面所:JK2030NL + 1238(M断L)(か)(合)
- 寝室の窓:J5930N + 1238(M遮_L)(か)
我が家の生活スタイルでは勝手口は不要でした。
まず勝手口を利用する場面がほとんどないことと、キッチンで料理をする度に油跳ねを気にしてハニカムシェードを上げることが面倒です。
勝手口の近くにゴミ箱を置いて、一時的に置いて置くには便利かもしれません。けれど虫や動物にゴミを荒らされると困るので、ゴミを外に置いておく習慣は我が家にはありません。なので勝手口は不要でした。
トイレと洗面所のと寝室の窓は、そもそもあける機会はほんとんどない(入居以降1度も開けたことがない)ので引違い窓でなくFIX窓でも良かったかなと思っています。
部屋の広さに対して大きすぎる窓
窓の2/3ぐらいがFIX窓で、残りの部分が開き窓という特殊な窓です。開き窓部分は押し込むと開くタイプのものです。子ども部屋ということもあり、万が一でも落下しないようこの窓を採用しています。
この窓の失敗点は部屋に対して大きすぎるということです。子ども部屋は5畳と狭めの部屋なので、幅:178,7cm、高さ136.3cmの窓は大きく感じます。
部屋の一辺が窓に占領されるため家具などを配置する際に有効な壁が少なくなるという点もデメリット。もう一回り小さいサイズの「JM5930 + 1238」にしておけば良かったと後悔しています。
当記事の関連記事はこちらです。